84.ただいま!
「ただいま!」に「おかえり!」言える嬉しさよおかえりおかえりやっとおかえり(彩月) 連作(三首)「ただいま!」と扉を開けたその時の我が家の匂いの香水が欲し「ただいま!」と明るい声で言えるなら家でも人でも母校でもいい誰しも...
「ただいま!」に「おかえり!」言える嬉しさよおかえりおかえりやっとおかえり(彩月) 連作(三首)「ただいま!」と扉を開けたその時の我が家の匂いの香水が欲し「ただいま!」と明るい声で言えるなら家でも人でも母校でもいい誰しも...
「明日が来る」希望かはたまた絶望かされど一条光は注ぐ(彩月) 連作(三首)「明日が来る」なんと諦め悪い奴来るなと言っても来やがる今日も😤優しさか残酷なのかわからずもひとまず明日とやら受け入れよう「明日が来...
静かなる心の声に耳寄せて我生きる道決意密かに(彩月) 連作(三首)AかB迷わば選べ愛のみち碧く深くに湧き出ずる声岐路に立ち決意の時はいつだって静かなるものされど湧くものいざ進め心の声に耳澄まし冷静にかつ熱き心で(彩月) ...
目覚めての不満文句はお日様の優しさの中溶けて明日へと(彩月) 連作(三首)生きなくていい人なんて誰もいない文句不満も生(せい)あればこそありふれた生でもそこに物語不満文句にささやかな愛光見よ袖擦れ合えば人生の一部になりぬ...
幾度でも芽吹き花舞い柔らかな光に満ちよそっと祈りて(彩月) 連作(四首)愛すべき人の幸せ祈るのはたとえば午後のお茶淹れるごと幸せを願う絹糸織りなして紡ぐほほえみ祈り清らに知らずとも誰かに祈られまた祈る幸せであれ安らかな日...
哀しみも喜びも知りすべて抱きほほえむ色は紫という(彩月) 連作(七首)ほほえみをたたえ胸張り歩むきみ6年間の誇り纏ってほほえみを浮かべ「素敵な式でした」そんなあなたも頰に涙が元気よく肩組み揺れて歌う子らほほえみ明日へ涙を...
凛と立ち道はあちらと示すきみ「臆せず進めやがて分かろう」(彩月) 連作(三首)我探す道標いまどこを指すその先何と出逢い語らう道標二択の時に我に言う「幸せな方に進めばいいさ」道標それは心の奥の声進むべき路我のみぞ知る(彩月...
わらべうた不思議なリズムに乗せられた昔むかしの子どもの記憶 (彩月) 連作(三首)いちかけにかけてさんをかけなべなべ底抜け不思議なリズムなぜこうも懐かしく思うわらべうた遠い昔の記憶くすぐるわらべうた遠い昔に生ま...
生と死が混ざり合う日の夏草や高く高くと燃ゆる光に(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子) 二年ぶりの更新です。彩月もよる子も生活に追われつつも、夢を現実とするために確実に進んでいます。(よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) 今夜も蛙は大合唱。どこにいたって聞こえてくる。雨が降れば窓辺に走り、硝子窓に額をくっつけて、耳を澄まして。自然と笑みがこぼれる。ぴょんぴょん跳ねて、歌いたくなる。今夜も蛙と一緒に大合唱。雨...
(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
きみがこの世に生まれ我幾度でもいちばんはじめの喜びを知る(彩月) 連作(三首)「今はこれ。こっちじゃないのの」指さしていつも心のままにいちばん一歳の祝いに餅負い泣く子みていのちの尊き一端を知るいち、にいと数知らぬのに不思...
初めての虹はほんのり淡かった空の一部と溶けていたっけ(彩月) 連作(首) (彩月) 画面に表示された豪雨の文字。文字とは裏腹に外の景色はあまりに静かだ。窓を開ければ雨の匂いも、道に弾ける雨粒の音も聞こえるけれど、此処は遮...
「ねぇタッチ」「私も私も」押し寄せる赤い帽子を被りし幼子(彩月) 連作(首) (彩月) 移ろう季節に彩りを添える賑やかな花たち。一瞬を切り取るのに忙しい。私も 私も!そんな声が聞こえるような気がして、振り返り微笑みながら...
(彩月) 連作(首) (彩月) 朝も昼も夜も関係なくこれまでを埋めるかのように微睡む。出口のあるどろどろに溶けた光の中に抵抗することなく迷いこむ。(よる子)