18.積み木

積み木

積み木にて造りし家が夢の中幼子(おさなご)だけの魔法の世界
(彩月)

連作(四首)
積む時は楽しみながらじっくりと壊すは一瞬またはじめから
ひとつずつそっと重ねて手を離す崩れないよう指先震わせ
わたしだけ秘密のお家を生み出せる積み木豊かな心の遊び
高いことそれが1番子どもたち大人の関心耐震構造
(彩月)


さてさて僕は大仕事。
僕だけのお城を作るんだ。

おひさまさんさん入るよう
窓はたくさん必要だ。

こっちの屋根は三角で
こっちは赤い四角いの。

もくもく煙突はママのパン焼きに、
それからサンタさんが迷わないように、
いっぱいいっぱい 作らなきゃ。

まだまだ仕事は終わらない。
僕の自慢のお城作り。
(よる子)

彩月とよる子の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうを探すふたりの旅路。 彩月(すずかぜ彩月) 短歌担当。絵本作家になるための一歩を踏み出したばかり。ペンネームはすずかぜ彩月。パステルとうさぎが大好き。自分を磨き、探究し続けている。 よる子 写真、詩担当。試行錯誤しながらHP作りをしている。難病持ち。寝たきりになる前にやることがたくさんあるのでいつも頭はフル回転。