積み木にて造りし家が夢の中幼子(おさなご)だけの魔法の世界
(彩月)
連作(四首)
積む時は楽しみながらじっくりと壊すは一瞬またはじめから
ひとつずつそっと重ねて手を離す崩れないよう指先震わせ
わたしだけ秘密のお家を生み出せる積み木豊かな心の遊び
高いことそれが1番子どもたち大人の関心耐震構造
(彩月)
さてさて僕は大仕事。
僕だけのお城を作るんだ。
おひさまさんさん入るよう
窓はたくさん必要だ。
こっちの屋根は三角で
こっちは赤い四角いの。
もくもく煙突はママのパン焼きに、
それからサンタさんが迷わないように、
いっぱいいっぱい 作らなきゃ。
まだまだ仕事は終わらない。
僕の自慢のお城作り。
(よる子)