幾度でも芽吹き花舞い柔らかな光に満ちよそっと祈りて
(彩月)
連作(四首)
愛すべき人の幸せ祈るのはたとえば午後のお茶淹れるごと
幸せを願う絹糸織りなして紡ぐほほえみ祈り清らに
知らずとも誰かに祈られまた祈る幸せであれ安らかな日を
静寂に祈れば心じんわりと真っ暗闇のマッチの灯り
(彩月)
祈っても意味がないと泣き叫んだあなたに、
今も無駄だと思うあなたに、
春の陽射しのようにあたたかなものでいっぱいになりますように。
その光があなたの道が進む道を照らしますように。
生きていてよかったと思える日が必ずきますように。
あなたがあなたの為に祈ることができる日がきますように。
決まった日だけではない。
毎日あなたの為にわたしは必ず祈ります。
(よる子)