25.道標

道標

凛と立ち道はあちらと示すきみ「臆せず進めやがて分かろう」
(彩月)

連作(三首)
我探す道標いまどこを指すその先何と出逢い語らう
道標二択の時に我に言う「幸せな方に進めばいいさ」
道標それは心の奥の声進むべき路我のみぞ知る
(彩月)


暴力的に消された道標たちよ。
跡形もなくなったわけではなく、
へし折られ 引き摺られ。
泣いても 叫んでも
かさついた心の大地に己の声がこだまするばかり。
一通り嵐が過ぎ去れば また自分で道標をたてれば良い。
何度でも 貪欲に。
わかってはいるのだけれど 嵐は過ぎ去らず 踞る。
(よる子)

彩月とよる子の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうを探すふたりの旅路。 彩月(すずかぜ彩月) 短歌担当。絵本作家になるための一歩を踏み出したばかり。ペンネームはすずかぜ彩月。パステルとうさぎが大好き。自分を磨き、探究し続けている。 よる子 写真、詩担当。試行錯誤しながらHP作りをしている。難病持ち。寝たきりになる前にやることがたくさんあるのでいつも頭はフル回転。