凛と立ち道はあちらと示すきみ「臆せず進めやがて分かろう」
(彩月)
連作(三首)
我探す道標いまどこを指すその先何と出逢い語らう
道標二択の時に我に言う「幸せな方に進めばいいさ」
道標それは心の奥の声進むべき路我のみぞ知る
(彩月)
暴力的に消された道標たちよ。
跡形もなくなったわけではなく、
へし折られ 引き摺られ。
泣いても 叫んでも
かさついた心の大地に己の声がこだまするばかり。
一通り嵐が過ぎ去れば また自分で道標をたてれば良い。
何度でも 貪欲に。
わかってはいるのだけれど 嵐は過ぎ去らず 踞る。
(よる子)