88.いち

いち

きみがこの世に生まれ我幾度でもいちばんはじめの喜びを知る
(彩月)

連作(三首)
「今はこれ。こっちじゃないのの」指さしていつも心のままにいちばん
一歳の祝いに餅負い泣く子みていのちの尊き一端を知る
いち、にいと数知らぬのに不思議にもいちの指して得意げに「うー」
(彩月)


(よる子)

彩月とよる子の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうを探すふたりの旅路。 彩月(すずかぜ彩月) 短歌担当。絵本作家になるための一歩を踏み出したばかり。ペンネームはすずかぜ彩月。パステルとうさぎが大好き。自分を磨き、探究し続けている。 よる子 写真、詩担当。試行錯誤しながらHP作りをしている。難病持ち。寝たきりになる前にやることがたくさんあるのでいつも頭はフル回転。