17.萌ゆ

燦々と注がる恵み受けたいと先の先までぴんと伸ばして(彩月) 連作(四首)晴れ小路フクギ並木の小道ぬけ芽生え萌ゆあお家守るためがっしりと堅く組まれて幾星霜石に萌ゆる芽首里の城壁がじゅまるの幹複雑に絡み伸び幾重にも照る小さき…