73.散花讃歌
(彩月) 連作(首) (彩月) 散花をうらめしく見るのはやめた。讃歌にて見送る。さようなら、また来年。瞬間の美しさを、1日を見せてくれた花たちにこれから巡る季節に讃歌を贈ろう。来年こそ、また会おう。(よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) 散花をうらめしく見るのはやめた。讃歌にて見送る。さようなら、また来年。瞬間の美しさを、1日を見せてくれた花たちにこれから巡る季節に讃歌を贈ろう。来年こそ、また会おう。(よる子)
お日さまを纏うた野花は天使たち君を守りて「ひみつ」と笑う(彩月) 連作(首) (彩月) 私の花畑の正体が野原で道草している天使たちだったとは!風が吹くと一斉に笑い出す。私達は思いがけない場所に居るのだ、と。タネが弾けて秋…
(彩月) 連作(首) (彩月) 淡い空の色彩に溶けゆく季節の移ろいの中賑やかに集いし鳥たちに目を細め儚くも永遠に続くかのような春の夢。香りまであたたかくここは楽園かと錯覚する。(よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) 一筋の光が花を射る。辺りは騒がしいというのに、そこだけは静寂が生き物のように怪しく息を潜めている。 気づいてしまったからには時遅し。華やかさなどには無縁の孤高の花に魅入る。 目に見える束の…
我が春や忍びし日々を脱ぎ捨てて今くれなゐに輝き誇る(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
(彩月) 連作(首) (彩月) (よる子)
つつましくされども洒落た服まとい裾軽やかに春を慶ぶ(彩月)