49.祈り
幾度でも芽吹き花舞い柔らかな光に満ちよそっと祈りて(彩月) 連作(四首)愛すべき人の幸せ祈るのはたとえば午後のお茶淹れるごと幸せを願う絹糸織りなして紡ぐほほえみ祈り清らに知らずとも誰かに祈られまた祈る幸せであれ安らかな日…
幾度でも芽吹き花舞い柔らかな光に満ちよそっと祈りて(彩月) 連作(四首)愛すべき人の幸せ祈るのはたとえば午後のお茶淹れるごと幸せを願う絹糸織りなして紡ぐほほえみ祈り清らに知らずとも誰かに祈られまた祈る幸せであれ安らかな日…
哀しみも喜びも知りすべて抱きほほえむ色は紫という(彩月) 連作(七首)ほほえみをたたえ胸張り歩むきみ6年間の誇り纏ってほほえみを浮かべ「素敵な式でした」そんなあなたも頰に涙が元気よく肩組み揺れて歌う子らほほえみ明日へ涙を…
凪いだ空懐かしふるさと胸の奥明日を見つめて朝陽を望む(彩月) 連作(四首)風吹けば我はふわりと飛ばされて親兄弟と別れし夕べふと浮かぶわがふるさとは何処(いずこ)へか思いかき消し明日のみを見るわたぼうし離れ離れになろうとも…