33.粉砕

(彩月) 連作(首) (彩月) 砕けた、のでは無く砕いた。砕かなければ嘘で塗り固められた硝子の檻から逃げられなかった。逃げることは戦うことでもあると知った。砕いた硝子は身体に突き刺さったまま。それでも尚 空は以前より明瞭…